最近でこそ、プチ断食やファスティングが流行っていますが、
そのイベントが終わればまた1日3食に戻る人も多いのではないでしょうか。
1日3食だけど、オーガニックや低糖質の食品を選んで気を遣っているから
大丈夫と言う人もいるかもしれません。
食事を構成する食品の質をいくら高めても、
1日3食は誰が何と言おうと食べ過ぎです。
食べたものを胃で溶かし、腸で吸収するのには分解酵素が消費されます。
酵素は有限の生命資産です。
生まれた時に持っている数が決まっているという説もあります。
基本的には生命維持の「代謝酵素」として使われるべきものですが、
必要に応じて「分解酵素」として使われます。
「必要に応じて」=「食事」です。
食事をした直後は動くのが億劫になりますが、それは代謝酵素が減っているからです。
酵素の絶対数は変わらないが、相対的な内訳が変わっているということです。
極論ですが、
食べなければ酵素は生命維持代謝のみに使われるので、身体が軽く動きます。
食べると生命維持の酵素を分解酵素に回しているので、身体の動きが重くなります。
有限の生命資産である酵素のはたらきを考えれば、一日三食で四六時中、
胃腸負担をかけているのは体調不良。病気になって当然なのです。
一日一食なんて無理と言う人は、一日三食の洗脳と、
糖質や人工添加物に依存している中毒者です。
そういう消費者が、食品廃棄量世界トップという恥ずかしい日本の原因です。
本当の意味で『食に気を遣っている』のは、
食べるものの品質や栄養にこだわっている人ではありません。
嫌いなものが入っているから多く食べたくないという、
結果的に食事量と胃腸負担を減らせている『好き嫌いが多い人』なのかもしれません。