体内酵素は「自己」食物酵素は「非自己」

生命活動に欠かせない、酵素(こうそ)。

酵素は大きく分けて

『体内酵素』と『体外酵素』の2種類に分けられ、

体内酵素とは「消化酵素」と「代謝酵素」のこと。

体外酵素とは「食物酵素」のことです。

体内酵素は、遺伝子情報からつくられます。

つまり「自己」です。

体外酵素は、食べたものから吸収されます。

つまり「非自己」です。

遺伝子は「タンパク質(アミノ酸)の設計図」です。

ですから、設計図を持っていないタンパク質はどう頑張ってもつくれないということになります。

“酵素は有限で、一生で作られる個数が決まっている”という説はここから来ていると思います。

ここからは私の持論ですが、

「非自己は免疫細胞に攻撃される」と考えています。

体外から侵入しようとする非自己は酵素であろうが異物であり、非自己は免疫細胞に敵とみなされ攻撃されるのではないでしょうか。

自身の体内酵素に構造がよく似ている食物酵素を摂れれば、排除されない可能性はあるとは思いますが。

食物酵素を摂ったところで、自己の体内酵素と同じ働きをすることは到底ありえないはずなのです。

現代人は総じて過食であり、消化酵素を消費しすぎて代謝酵素が足りなくなっていると言われます。

代謝酵素が足りないと生命活動に支障が出るから病気になるのです。